イタズラは素敵に無敵

〜オトナの悪戯 その2〜

『世界で1番怖いお化け屋敷』

それは私がネットを覚えたての頃。

ネットで知り合いになった人達でオフ会をするというので参加。

そしてその時にお友達になった年下の男の子・くまちゃん(22歳)と後日遊ぶ事になりまして。

「チャットを教えてもらう」ということでお泊りでお邪魔することになりました。

 

待ち合わせは吉祥寺。

あっちこっち見てまわり、お茶をして楽しく過ごしました。

そして駅に向い始めました。

 

「あ、くまちゃん、私寄りたいところがあるんだけど・・・いい?」

「いいよ、何処?」

「駅の近く」

 

吉祥寺駅を少し通り過ぎて、映画館の横の道へ入る2人。

なんでもないようなことをくっちゃべりながらどんどん進んで行く。

 

そして。

 

角を曲がる。

 

人通りが一気に減って少しばかり怪しい雰囲気が漂うように感じる。

私はくまちゃんの腕をぎゅっとつかんで「もうちょっとだから」と笑顔で言った。

くまちゃんは怪訝そうな顔をしたものの「うん・・・」と言葉少なくうなずく。

 

 

そしてまた角を曲がる。

 

目の前に見える建物にくまちゃんは一瞬身体を固めたように感じた。

私はそれを知らないフリしてどんどん進んで行く。

唐突にくまちゃんが止まって聞いてきた。

 

「あ、え、こ、・・・ここに行くの?

「ん?大丈夫、大丈夫!」

 

それ以上何も言わず私は強く腕を抱きしめるように引っ張り、ある建物へ入っていった。

 

 

 

 

ラブホテル○○○

 

 

 

 

 

夏の夕暮れ。

静まりきった空気に訪れた突然の刺激。

 

「うっわ〜驚いたぁぁあああああ!!(汗)」

 

 

数秒後ラブホテルから出てきたくまちゃんが言った。

 

私は笑いながらこう言った。

 

「本当に行く訳ないじゃん♪」

 

 

 

 

イタズラが大好きだぁああああああ〜!!

そんな私もアイタタ、やり過ぎた!?っていう波乱を呼んだイタズラ。

『ラブホテル素通り』

今回はそのお話でした。

タイトルは被害者がつけてくれたのでそれを使用(笑)

 

ちょっと遊んでから家に行くということで、せっかくよく遊んでいた場所だし、ちょっとイタズラを仕掛けよう!と思ってやった事だったのですが・・・

 

ネット仲間でえらく話題になっちゃって(苦笑)

それ以来過激な(?)イタズラは控えている藤澤なのでした。


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